梅雨の時期になると
- 頭痛が増える
- めまい・耳鳴りがする
- 身体が重だるい
- 腰痛が悪化する
このようなご相談が増えてきます。
東洋医学では、これを「津液(しんえき)の乱れ」と考えます。
津液とは、血液以外の体内の水分のこと。
身体のみずみずしさを保ち、老廃物を排出する大切な存在です。
今回はこの「津液」について、梅雨の不調とあわせてまとめます。
津液の生理作用(体の中の水のはたらき)
① 潤いを与える
皮膚・目・鼻・口・内臓・関節などを潤します。
不足すると乾燥、肌荒れ、便秘などが起こります。
② 動きを円滑にする
関節や筋肉をスムーズに動かします。
イメージは「自転車のチェーンの油」。
潤いが不足すると
▶ 筋肉が硬くなる
▶ 首こり・肩こり
▶ 緊張型頭痛
▶ 腰痛の悪化
につながります。
③ 血液の一部になる
血液の液体部分は津液です。
巡りが悪くなると、頭痛やめまいの原因になります。
津液の病態① 津液不足(隠れ脱水)
体内の水分が不足した状態です。
症状
- 口渇
- 皮膚の乾燥
- 便秘
- 尿量減少
- 頭痛
- 耳鳴り
【実際の患者さんのエピソード】
先日来院された患者さん。
「頭痛と耳鳴りが続いている」とのこと。
詳しくお話を聞くと、
1日の水分摂取量はコップ2〜3杯程度。
仕事が忙しくなると朝から夕方まで飲めない日も。
施術前にまずコップ1杯の水を飲んでいただき、
帰宅後もしっかり水分補給をお願いしました。
すると翌日
「頭痛がかなり軽減しました」とご連絡がありました。
梅雨時期は湿度が高いため、
喉の渇きを感じにくく“隠れ脱水”になりやすいのです。
水分不足は
✔ 頭痛
✔ 耳鳴り
✔ 集中力低下
✔ 腰痛悪化
を引き起こします。
対策
- 水・麦茶をこまめに摂取
- ミネラル補給(カリウム・マグネシウムなど)
- 添加物の多い食品を控える
※コーヒー・アルコールは水分にカウントしません。
津液の病態② 津液停滞(余分な水分)
梅雨に多いのはこちら。
体に余分な水分が溜まっている状態です。
症状
- めまい
- ふらつき
- 頭重感
- 咳
- 胃の不快感
- 手足のしびれ
- 腰の重だるさ
湿度が高いと汗がうまく出ません。
すると体内に余分な水分が滞り、
▶ 気圧変化で頭痛
▶ むくみから腰痛悪化
が起こりやすくなります。
対策
✔ しっかり汗をかく運動
✔ こまめな水分補給
✔ きゅうり・トマトなど瓜類
✔ 適度な塩分+ミネラル
体の中を「循環ポンプ」のように回すことが大切です。
塩分について
塩分の摂りすぎは高血圧の原因と言われますが、
塩分単独の過剰摂取が問題です。
カリウム・マグネシウムなどを同時に摂ることでバランスが保たれます。
大切なのは
「減らす」ではなく
「整える」こと。
まとめ
梅雨〜夏は水分代謝が乱れやすい季節。
✔ 水分不足でも頭痛
✔ 水分過多でも頭痛
✔ 巡りが悪いと腰痛
不調の原因は「水分バランス」にあることも多いです。
体調が悪いときは
まず
- 水分は足りているか?
- 汗をかけているか?
をチェックしてみてください。
当院では
検査で異常のない頭痛・腰痛に対して
体の巡りを整える施術を行っています。
「最近なんとなく不調…」という方は
お気軽にご相談ください。

