「健康になるために何を食べたらいい?」
おそらく多くの人が、一度はこの疑問を持ったことがあるのではないでしょうか?
私もこの質問を受けることがよくあります。
今回は食べる健康、そして見落としがちな食べない健康についても紹介していこうと思います。
食べる健康
健康になるために食べ物・飲み物を摂取することはとても大切です。
例えば
- 骨を強くするためにカルシウム
- 筋肉を強くするために肉や魚
- 肌を綺麗にするためにビタミンC
- 貧血に鉄分
- 水分不足に水やお茶
- 体を動かすためのエネルギー合成
などが代表的な食べる健康ですね。
これの目的は「足りないものを補うこと」「弱いものを強くすること」であり、生きること、体を強くすることを目的とした本能的な行動です。
美味しいものを食べ満足感を得ることも精神的衛生上とても大切です。
体に必要な栄養をしっかり摂取し肉体的な健康
美味しいものを美味しく食べ精神的な健康
この2つを獲得するために普段の食生活を良くしていけるといいですね。
食べない健康
次に食べない健康についてです。
これはピンとこない方が多いかもしれません。
先述したように食べることは体を補う、強くすることに繋がります。これが普通の、当たり前の考え方です。
では食べない健康とはなんでしょうか?
それは「休息」と「自己生産」です。
休息とは内臓の休息のことです。
目には見えませんが食事を摂ることで、内臓は食べ物を消化し吸収しないといけません。
実はこの時にエネルギーを使っています。
パンなどの小麦製品や食品添加物は消化が悪く内臓に余計な負担がかかってしまい、余計なエネルギーを消耗し倦怠感やだるさなどの不調の原因に、、、
お菓子やスイーツが好きでつい食べてしまう人も多いのではないでしょうか?
これらの食品を食べないことで得られる健康があるということを知ってもらえると幸いです。
エネルギーの自己生産を目指しましょう
先述したように食べることは自分の体を強くし、足りないものを補うことです。
足りないものを補うということはエネルギーを補給するということ、わかりやすくいうと「朝何か食べな動かれへんわ」ということです。
実はこれ、食べすぎることで身体のエネルギー生産を食べ物、特に糖質に頼ってしまっているのです。
糖質のエネルギー量は1gあたり4kcal、脂質のエネルギー量は1があたり9kcal。
なんと脂質は糖質の2倍以上のエネルギーを作り出してくれます。脂質をエネルギーとして体を動かす方が効率が良いのです。
でも残念なことに糖質と脂質、エネルギー生産は糖質が優先して行われます。
パンや麺類、お菓子やスイーツをよく食べていると糖質だけをエネルギーとして使い、脂質はエネルギーとして使われないのです。←肥満や内臓脂肪の原因となります
糖質エネルギー人間の特徴は、「常に何かを食べている」です。
パンやスイーツに限らず、小さな飴やチョコレート、ジュースなどもそうですね。
燃費の悪い自動車と同じで、すぐガソリンが無くなり入れに行かないといけない身体なのです。
チョコひとかけ、飴ちゃん1つだけと油断していませんか?
それを食べないことで元気になれるかもしれません。
脂質エネルギー人間のメリット
「食べる健康」「食べない健康」を実践することで脂質エネルギー人間になることができます。
一番大きな効果は疲れを感じにくくなることです。
実際に当院利用者様で、慢性的に身体のどこかが痛く頭痛などもあり、常に疲労感があった方が、朝の食パンをやめると体が軽くなったという事例もあり、私自身もその一人で効果を実感しております。
エネルギーが不足しなくなり空腹感がなくなります
糖質を主エネルギーとしている間は、すぐにエネルギー不足が発生します。この時に体に起こる反応が空腹感です。
パンは腹持ちが悪くすぐお腹が空くといいますよね?(実際には消化が悪く腹持ちは長いのです)
実はあの状態、エネルギーとしている糖質が不足したので何か食べさせようとしているのです。
脂質エネルギー人間になるとエネルギーの持ちが良いので、空腹感は感じにくくなり「何か食べないと気が済まない」という感覚から脱出することができます。
間食が減り糖尿病リスクが低下する
空腹感が少なくなり間食が減ることで、糖質を摂取する機会が格段に下がります。
ということは糖尿病のリスクも下がるということです。
さらに余計なお金も使わなくなるので貯金も貯まるかもしれません。
ダイエット効果あり
脂質をエネルギーにするということで、当然ダイエット効果があります。
男性も女性も年齢を重ねると気になってくるお腹周りの脂肪たち、、、
脂質をエネルギーにするともしかすると少なくなるかも?
このように脂質エネルギー人間になるといいことづくしなのです。
まとめ
食べる健康
- 筋肉や骨の成長
- エネルギーの補給
- 美味しいものを食べる満足感
食べない健康
- 内臓の休息
- エネルギーの自己生産
当然ですが食べることはとても大切です。大切なのですが最近はその質が低下しております。
コンビニ惣菜やカップ麺などの添加物が多いものではなく、手作り料理を食べるのが一番です。
大好きな甘いものを食べない勇気を持ちましょう。
食べる健康と食べない健康を意識して生活してみてください。
それが健康な身体を手に入れる大きな一歩となるかもしれません。