身体の悩み

東洋医学の基本「気血津液」

おはようございます!
今回は東洋医学の「気血津液」についてお伝えさせていただきます🥸
施術をする際によく話をさせていただくので少しでも理解を深めていただけたらと思います😊


気とは身体を動かすエネルギー源。やる気や元気の源で、気が少ないと身体が重だるい状態になります。

目に見えない生体エネルギーで身体の表面を覆っていたり、筋肉を動かしたり、内臓の働きのエネルギー源になったり、様々な役割を担っています。

推動、温煦、固摂、防御、気化という五大作用があり、この5つの作用により人体の正常な機能を保っています。

わかりやすいイメージはアニメのドラゴンボールで、スーパーサイヤ人に変身したときに身体の周りに描かれるオーラのような物でしょうか。

あれが人間の身体にも流れているとイメージしていただければいいかなと思います。

また「病は気から」という言葉がありますよね。これは気が少なくなることで身体の防御作用が低下し風邪を引きやすくなることから来た言葉です。

やる気、元気、病気、気疲れなど、普段の生活で案外多くの気という言葉を使っています。

東洋医学ではこれを「けつ」と読みます。

全身の臓腑・組織に気を運搬する物で血液と同じようなものと考えます。月経がある女性では血が不足する血虚になりやすいです。

西洋医学で考える血液は酸素や二酸化炭素、タンパク質、脂質など様々な物質を全身に運ぶ働きがあり、これは東洋医学の血とほぼ同じ考えですね。

東洋医学独自の血の作用としては、五感(視聴嗅味触)の機能を保つ作用や精神安定に血が作用する点があります。

どちらの考えでも血にとって食事はとても大切で、食品添加物の多いインスタント食品や菓子パンなどを多く食べる人は血が不足しやすく不調をきたしやすくなります。

特に病院で貧血と診断されたことがある人は食生活を見直してみるといいとおもいます。

津液(水分)


これは血液以外の身体の水分のことで、関節の動きを円滑にしたり皮膚や粘膜に潤いを与えます。皮膚などの乾燥が気になる方は水分をしっかり摂りましょう。

代表的な津液不足は熱中症です。

猛暑の中、水分不足で長時間過ごしていると身体の中の水分が少なくなり、電解質バランス(ビタミン・ミネラル)も乱れ、命の危険が伴います。

熱中症は極端な例ではありますが、ほかにも身体がむくみやすい人は余分な水分が身体に溜まっていたり、年齢を重ねると身体の水分量が少なくなるので肌や髪の艶が失われます。

また、コーヒーやお酒を水分補給だと思っている方が多くいらっしゃいますが、それらは水分補給よりも利尿作用の方が効果が強いのでご注意ください。

これらは東洋医学の基本となるもので院でもよく話をさせてもらっています⭐️
少しでも理解を深めてもらえるとうれしいです😊