こんにちは。口下手院長です。
今回は食べ物の中でも、いま注目を集めている「スーパーフード」を紹介させていただきます。
スーパーフードと聞くとどんなすごい食べ物なのか気になるかもしれませんが、意外と身近にある食べ物なんです。
スーパーフードとは
スーパーフードとは超簡単にいうとそれはスーパーマンです。
スーパーフードを日頃からしっかり摂取していると、身体の中で病気の原因を取り除いてくれたり、がん細胞をやっつけてくれたりといった効果が期待できます。
この効果を「超免疫力」といいます!
超免疫力を獲得できるスーパーフード
- レタス
- キャベツ
- ブロッコリー
- 芽キャベツ
- ニンジン
- トマト
- タマネギ
- ニンニク
- キノコ類
- ザクロ
- ベリー類
- 種子類(ゴマ、ヒマワリ、チア、フラックス)
- ケール
- コラード
- からし菜
- ルッコラ
- クレソン
身近にあるものが多いから、スーパーに行った時に気軽に手に入りますね。
次項からそれぞれの特徴を紹介していきます。
キャベツ・ブロッコリーなどの「アブラナ科緑色野菜」
アブラナ科野菜はイソチオシアネート類(ITC)という成分を持っており、これは強い抗がん作用が期待できます。
がん細胞は増殖するために必要な栄養を取り込むために、本来体の中にない新しい血管を作ろうとします。(血管新生)
アブラナ科野菜はこの血管新生を抑制する働きがあり、がん細胞が成長するのを防ぎます。
発がん性物質を解毒したり除去したりする効果もあり、ヒトのDNAに発がん性物質が結合するのを防ぎます。
もしDNAが傷ついてしまった場合は、その修復を促進するか、もしくはそのDNAが癌化してしまう前に除去してくれます。
また抗ウィルス・抗菌作用も高いといわれています。
アブラナ科野菜が含む「ITC類」は体内のインターフェロン(体内の免疫系)を活性化させ、ウィルス感染に対して強く働きかけます。
病原菌に対する自然な抗菌作用も持っているので、様々な病原菌に対して効果を発揮するのではないかと期待されています。
オススメの食べ方
ミキサーなどで細かく刻んでから食べると「ITC」を最大限に摂取できます。ミキサーなどにかけない場合はしっかり噛んでから食べるようにすると良いですね。
キノコ類
キノコ類には「ナチュラルキラー細胞」を増強させる効果があります。これは体内の異物に対して働きかけ、ウィルス・細菌・がん細胞をやっつけてくれます。
乳がんへの効果も確認されており、エストロゲンの量を調節することによってその発症率も低下するというデータがあるようです。
先ほどお話しした血管新生に対して、キノコ類は特に強く働いてくれます。過剰な血管新生を防ぐことで、がん細胞の成長を防ぐ、脂肪組織の増大を防ぐ、過剰な炎症を防ぐ、癌の進行を防ぐ、などの効果が期待できます。
脂肪組織の増大を防ぐということは、実は健康的に痩せるということにも繋がるので一石二鳥ですね。
タマネギ、ニンニク
タマネギ・ニンニクに限らず、ネギ科の食べ物は抗がん・抗炎症・抗酸化成分を持っています。
わかりやすい成分は、玉ねぎを切った時に涙が出る原因の「アリイナーゼ」という成分です。あれが、ガンの予防や関節炎に効果があるといわれています。
キャベツ等緑色野菜、キノコ類と一緒に食べると相乗効果があり、より大きな効果が期待できます。
ザクロ
ザクロには抗酸化・抗炎症作用、血管新生抑制などの効果が期待できます。
ザクロには、水溶性ポリフェノール・タンニン・アントシアニンなどの抗酸化物質が含まれており、抗炎症・抗菌、抗動脈硬化の作用があります。
ザクロの効果
- 血管新生を防ぎガンの成長を防ぐ
- 自然に血圧を下げる
- アテローム性動脈硬化を修復し、心臓発作や脳卒中のリスクを下げる
- セロトニンとエストロゲン受容体を刺激し、うつ改善・骨粗鬆症予防
- 心疾患の予防に役立つ
ベリー類
ブルーベリーなどのベリー類にもザクロと同じ様な効果があります。
ラットを使った実験では、乳がんが発生するようエストロゲンを注入し、その後ベリー類を与えるとガンの発生率が低下し、すでにあったガンの大きさも小さくなったようです。
ナッツ類・種子類
フラックスシードー健康に欠かせないオメガ3脂肪酸を含み、その粘液は便通をスムーズにします。エストロゲン受容体に結合し乳がんに対しても効果的です。
ひまわりの種ービタミンE、セレン、鉄、その他のミネラルが豊富。タンパク質も多く含んでいます。
かぼちゃの種ーオメガ3脂肪酸を含みます。亜鉛、カルシウム、鉄も多く含みます。
ゴマーカルシウム含有率が世界一です。各種ビタミンE(アルファ・ベータ・ガンマ・デルタトコフェノール)、トコトリエノールも含み、強力な抗酸化物質になります。ビタミンEのサプリメントを摂取するよりはるかに効果的です。
スーパーフードの摂取量
それぞれのスーパーフードは少量でも十分に効果を発揮し、大量に食べる必要はありません。
しかし、より効果的に、そして「超免疫力」をつけるためには毎日欠かさず摂取し、全てのスーパーフードを食べることが望ましいです。
食べ始めてすぐに効果が出るものではありませんが、手に入れることは比較的容易なため、ぜひチャレンジしてみてくださいね。