こんにちは。口下手院長です。
先日の投稿、グルテンフリーをスタートしたという記事を見ていくつかの質問をお受けしたので今回はそれをまとめてみました。
そもそもグルテンフリーって何?
これは前回の記事でも少し紹介させていただきましたが、グルテンフリーとは小麦粉を使った食品や製品を使わないことです。
例えばパンや麺類、揚げ物の衣、化粧品にも使用されていることもあるようです。
現代では人の死因のほとんどは病気です。がんや心臓疾患、脳疾患、内臓疾患などが多いですね。
しかし、大昔は人の死因のほとんどが「餓死」でした。この餓死から逃れるために効率よくたくさん食べ物を集めるために小麦が育てられ、小麦を使った食品が生まれました。
人は本来、グルテンを摂取しなくても生きていける体ということです。特に現代ではスーパーに行けば食べ物は簡単に手に入り「食」に苦労することは少なくなっています。
だからお菓子や菓子パンなどをたくさん食べてしまい、糖尿病や高血圧などの生活習慣病になってしまうのでしょうね。
なぜ疲労感や倦怠感がなくなるの?
グルテンは胃腸での消化があまりよくありません。消化が良くないということはそれのためにエネルギーをたくさん使わないといけないということです。
グルテンを多く含む食品を昼食に摂取すると、その後必ず眠たくなります。(これは僕の体の場合ですが)
これは脳や筋肉などに体を動かすためのエネルギーを使うことができず、内臓の消化にエネルギーを使ってる証拠です。1日3食、多ければ間食も入れて4食5食となる人もいらっしゃいますよね。
常に内臓が働き脳や筋肉に血流が集まらないと、それは疲労感や倦怠感の元になります。一説によるとグルテン摂取して獲得したエネルギーは、体を動かすために使われずそれを消化するために使うらしいです。
穴の空いたバケツに水を入れ続けても水はたまりませんよね?
エネルギーを補給し貯めるために食事をしているのに、エネルギーを貯めているつもりが実はあまり貯まっていないのです。
グルテンフリーになると、この消化に使ってたエネルギーや血流を脳や筋肉に使うことができるようになります。結果、昼食後に眠くなることはなくなり疲労感や倦怠感も少なくなります。
グルテンフリーしたら痩せるかな?
これは元々ガリガリの僕には実践は難しいかもしれません。ですが理論上痩せると思います。勉強した本にも書いております。
グルテンフリーになるということは結果として摂取する糖質の量が減ります。
糖質は体の中では筋肉と肝臓に貯蔵されています。その2つが満タンになり糖質を貯蔵することができなくなると糖質を脂質に置き換えて脂肪として貯蔵するようになります。(インスリンは糖質を脂肪に置き換えるのを促進し血糖値を低下させます)
そもそも体の脂肪とは全く不要なものではなく効率よくエネルギーを補完するためのエネルギー倉庫なだけです。摂取するエネルギーが過剰にならなければ脂肪も無駄に増えないし体重もそれに合わせて減少します。
もちろんグルテンフリーだけでなく
同時に運動するとより良いですよ!
グルテンフリーしたら食べるものなくない?
これが一番多かった質問です。
答えは「いいえ」です。意外とそんなんことないんです。
確かに美味しいパンや美味しいうどんや美味しいラーメンや美味しいパスタは気軽に食べることはできなくなります。もちろん洋菓子もアウトです。
でもこれだけです。ご飯は食べれますし肉も魚も食べれます。貴重な栄養補給源ですのでしっかり食べてくださいね。
もし、どうしてもパンやラーメン、その他麺類やスイーツを食べたい人は、今は「米粉」を原料にした食品がたくさん出ていますので、そちらを食べるといいと思います。
ただグルテンフリーやからといって食べ過ぎるのは禁物です。単純に食べ過ぎは腸に負担がかかるだけでなく、米粉とはいえ糖質ですので血糖値ももちろん上がります。ご注意ください。
僕の場合のグルテンフリー
残念ながら100%グルテンフリーというわけではありません。1日のメニューを少し紹介させていただきますね。(100%グルテンフリーを目指す人には参考にならないと思いますが、、、)
まず朝食に食べていたパンをやめました。毎日食べていたわけではなく、消費期限が来てしまって捨てるのがもったいないからその時だけ食べていました。これは妻に朝ごはんにパンを食べるのをやめようという提案をし他ところ、無事許可が下りたので実現しています。
昼ごはんは以前から基本的には白ご飯に目玉焼きやソーセージを焼いて食べたり、納豆と一緒にご飯を食べたりしていました。たまに無性にうどんが食べたくなる時、無性にラーメンが食べたくなる時があります。そんな時はカップ麺やインスタントラーメン、冷凍うどんを食べていましたが、これも完全にやめました。
晩御飯、ここだけは完全にグルテンフリーにすることはできません。料理を作ってもらう立場上、出していただいたものをきちんと食べさせてもらってます。(餃子や唐揚げはやはり美味しいですね)
もちろん毎日揚げ物や餃子が出てくるわけではないので、日によって1日100%グルテンフリーの日を作ることができます。割合ではグルテンフリーの日の方が多いです。
あと一番大きく変わったことは、間食がなくなったことです。元々そんなにたくさん間食をするタイプではありませんでしたが、今はほとんど0です。(数日前にソイジョイと米粉パンを試しに食べてみましたがそれ以来食べておりません。)
もしこれから間食をすることがあるとしても、グルテンフリーの米粉パンや糖質が超少ないチョコレートなどになると思っています。
ちなみに先日食べた米粉パンはこちら。もちっとした食感でめちゃくちゃ美味しかったです。
特に美味しかったのはパンオショコラ。今まで食べたパンの中で1番美味しかったと思うほどです。
自宅の近くで見つけた米粉パン専門店で購入しましたもしかするとあなたの家の近くにも探せば見つかるかもしれませんね。
今回僕が購入したお店が気になる方はいつでも聞いてくださいね。
まだ変化を実感できていないこと
グルテンフリーをスタートしてから
- 疲労感・倦怠感がなくなった
- 血便がなくなった
- 胃や腸が重たい感覚がなくなった
- 間食が必要なくなった
など色々な体の変化を実感しております。
ですが唯一変化を実感してないことがあります。それは”冷え”です。
以前から手足が冷える感覚があり冬にはめちゃくちゃ冷たくなってしまいます。この冷えがなくなった時こそグルテンフリーをして体質が変わったと言えるのではないかなと思っております。
今後の変化が楽しみです。
最後に
グルテンフリーをスタートするのはハードルが高いように見えて意外と低いと思います。
現在体の不調で何か悩みがあり、それが長年続いているのであれば、一度検討してみてはいかがでしょうか?