ヒトの身体には、皮膚があり骨があり筋肉があり熱や痛みを感じる神経があります。
これらはヒトが動き生きていくためにあるものです。
この中で今回注目するのは筋肉です。
身体を動かし健康に暮らすために筋肉は欠かせません。
ではなぜ動くことは大切なのでしょうか?
運動が大切な理由
①筋肉が発達する
身体を動かすと筋肉に刺激が入ります。すると脳が
「身体を動かすから筋肉が必要なんだ」
ということを感知し筋肉を発達させます。
筋肉の発達という表現を使っていますが要するに
マラソンしている人はとても細くどこにそんな体力があるんだと思いませんか?
重量挙げの選手やボディビルダーは筋肉がめちゃくちゃ大きいですよね
ということです。
間違ってもウォーキングしている人にボディビルダーのような筋肉はつかないはずです。
70歳を超えても現役で社交ダンスをされているご夫婦を知っています。
2年前に癌の手術をして当時は杖や押し車がないと歩けなかった人が、今では杖もつかずに歩けるようになっています。
もちろん年齢を重ねると維持することは難しくなりますが
それでも元気でいたいという気持ちがあり運動を続けていれば身体は反応してくれるはずです。
②血流が良くなる
これは他の記事で何度も紹介していますが運動すると血流が良くなります。
筋肉には血液を押し流すポンプ作用があるからです。
身体には酸素と栄養が必要であり、また老廃物を取り除くことも必要です。
これらを運ぶのが血液です。
肩こり腰痛には運動が大切とよく言われるのはこのためですね。
ギックリ腰や寝違えになっても、痛みがマシになり動けるようになったら
ウォーキングなど軽い運動をすることをオススメします。
③自律神経のバランスを整える
「副交感神経を働きやすくして質の良い睡眠を〜」という言葉をよく聞きますよね?
この「副交感神経を働きやすくする」ためには身体を疲れさせる必要があります。
※説明すると長くなるので自律神経についてはこちらをご覧ください。
日中に身体を動かし交感神経を活発に働かせることによって
身体は疲労し「回復しないといけない」と感知し、夜寝るのです。
これは
子供がよく遊んでよく寝るということ
を想像するとわかると思います。
お風呂に入ってゆっくり身体を癒すとより良いですよ。
④骨を強くする
外に出て日光に当たることで体内で「ビタミンD」の合成が促進されます。
ビタミンDの作用にカルシウムの吸収を促進する効果がありこれが骨を強くします。
骨には物理的な刺激を加えると強くなるという性質もあるようです。
歩いて衝撃を与えることもとても大切なのです。
また日光を浴びることで「セロトニン」というホルモンも合成されます。
セロトニンは幸せホルモンとも呼ばれており気分転換にも一役買ってくれます。
⑤免疫力が上がる
適度な運動をすると体温が上がり免疫力が上がります。
家でずっといてるよりは天気が良い日は散歩をしたりすると良いですね。
まとめ
今回紹介した運動をするメリットは
①筋肉が発達する
②血流が良くなる
③自律神経のバランスを整える
④骨を強くする
⑤免疫力が上がる
の5つでした。
1つ注意点として
運動する際、特にあまり運動に慣れていない人は
初めは少し汗をかく程度ぐらいからスタートすると良いです。
最初から全力で疲れるほど運動をしてしまうと
逆効果となり続けることもできなくなります。
軽い運動からでも良いですので
継続することを目標にぜひスタートしてくださいね。