「寒いからあったかくして寝なさい」
「身体冷やしたら風邪ひくで」
「寒いからお風呂ゆっくり浸かりや」
なぜ身体を冷やすといけないのでしょうか?
先日は身体を温めるといいことあるよーという記事を書きました。
今回は「冷やすと良くないよー」という記事となります。
身体を冷やすデメリット
まずここでお伝えする「冷やす」とは
打撲した部位を冷やすなどではなく
外気温の低下などによる外的要因、血流不足などによる内的要因によって
身体が冷えてしまったものをいいます。
①筋肉が硬くなる
筋肉には温度が下がると柔軟性が低下するという特徴があります。
肩こりがある人は冬が嫌いな人が多いです。
寒くなると無意識に肩に力が入り、余計に肩がこるからです。
またスポーツの現場(僕の場合は草サッカー)でも、冬になると肉離れをよくみます。
これは筋肉が冷えて硬くなっているのに、いきなり全力ダッシュするから起こるものです。
逆に筋肉は温度が上がると柔軟性が上がります。
お風呂に入った後、ストレッチを行うといつもより柔らかくなっていませんか?
②血流が悪くなる
体が冷えて筋肉が硬くなると血流が悪くなります。
なぜなら筋肉には血液を押し流すポンプ作用があるからです。
寒いと肌が青白くなって体が震えますよね?
あれは冷えてしまい血流が悪くなっている状態を脳が感知して
筋肉を小刻みに震えさせ、血流を促進し体温を保とうとしているのです。
③免疫力が低下する
身体の免疫は36、5度以上で活発に働くといわれており
ここから1度低下すると、免疫の活動は30パーセント低下するといわれています。
「寒いとこにずっとおったら風邪引くで」はこれが理由なんですね。
健康な人ほど風邪をひきにくいのは
寒いとこでもしっかり体温を維持できるから免疫力が低下しないのでしょう。
また免疫は血液の中の白血球・リンパ球が働いてくれます。
冷えて血流が悪くなると単純に白血球・リンパ球の流れる量も低下し
免疫力が低下することにつながるので注意が必要です。
④代謝が低下する
体温が低下すると代謝も低下します。
代謝と一言で言われるとわかりにくいかもしれませんが、代表的なものは皮膚です。
冬になると皮膚が乾燥するという人が多くありませんか?
外気が乾燥しているという原因だけでなく
体温が下がり皮膚の代謝が落ちた結果、乾燥につなっがっているかもしれませんね。
対策
これらの特徴を知った今がチャンスです。
対策をすることで冷え解消につながるかもしれません。
①ストレッチを毎日してみる
冷えて硬くなった筋肉に柔軟性を与えましょう。オススメの時間はお風呂上がり。
僕は今毎日ストレッチを続けています。
柔軟性が高くなり足の疲労を感じることも少なくなりました。
ぜひやってみてくださいね。
②靴下2重履きだけでなく運動をしましょう
冬になると
冷えるから靴下2重に履いてこたつに入れてるねん
という人がいます。結構多いです。
それだと外からの冷えには対策ができていますが、内からの冷えは解消できません。
外は寒くて辛いかもしれないので家の中で
足首を曲げ伸ばししてみる、階段上り下りをしてみるなど体を動かしてみてください。
テレビで定期的に放送しているラジオ体操もいいですよ。
子供が薄着でも平気なのはよく動き血流がとても良いからなのです。羨ましい、、、
家で履く靴下。手袋の会社が作っている靴下らしく足が冷えるおばあちゃんにプレゼント。膝まで長さがあり今まで1番あったかいと言ってました。少し高いですがオススメです。
③お風呂にはゆっくり浸かりましょう
なるべくお風呂にはゆっくり浸かる方が良いです。
特に冷えを感じている人や体調が普段から悪い人は体温が低い人が多いので
少しでも体温を上げるためにはとても大切です。
ぬるま湯(37度程度)に半身浴がよくオススメされていますが
僕個人の意見としては
もう少し温度を上げて(40〜41度程度)浸かる方がしっかり温まると思います。
④マッサージを受ける
マッサージには血流を促進する効果があります。
マッサージを受けることで足先や手先があったかくなったとおっしゃる人は結構いらっしゃいますよ。
疲労が溜まっている人がリフレッシュするのには特にオススメです。
これらの対策について
こんなもの一時的ですぐまた冷えるわ
と思った人いませんか?
確かにこれらの効果は一時的なものかもしれません。
ですが、この対策を続けることで冷えを解消したいという意欲につながります。
今のこの冷えを解消するにはどうしたら良いのかということを
自分で考えることができて初めてスタートラインに立てるのです。
まとめ
身体が冷えると
- 筋肉が硬くなる
- 血流が悪くなる
- 免疫力が低下する
- 代謝が低下する
など様々なデメリットがあります。(もちろん個人によって差はあります)
冬になると調子を崩す、クーラーに当たると調子を崩すなどが思い当たる人は
ぜひ参考にしてくださいね。
お風呂の入浴剤にオススメです。身体がしっかり温まりお風呂を出てからも温かさが持続します。無色無臭なので入浴剤のニオイが苦手な人にもオススメです。