自律神経

色々な頭痛。原因不明な頭痛も多い。

頭痛は一次性頭痛と二次性頭痛に分けられます。

一次性頭痛には緊張性頭痛・片頭痛・群発性頭痛の3つがあります。

二次性頭痛は病気が原因となっている可能性が高く、飲酒や寝不足、ストレスなどの頭痛の原因に繋がることが思い当たらなければ、注意した方がいいかもしれません。

もし、二次性頭痛の場合は、僕たち(整骨院)ではなく、医師にすぐ診てもらいましょう。

ここでは【一次性頭痛】について話していきます。

関与する筋肉

上の写真の青い点を押さえると、赤い部分に”痛いけど気持ちいい”痛みが出現します。硬くなり過ぎると青い点が原因で頭痛が生じます。

後頭下筋群ー【大後頭下筋】【小後頭下筋】【上頭斜筋】【下頭斜筋】

後頭下筋群の一部が脳の硬膜につながっており、頭痛などの原因になる。視点の微調整を行う。

側頭筋ー側頭窩(耳上部)に起こり、下顎骨筋突起という部分に停まる・目からまっすぐ後ろに触っていくとわかりやすい。

(作用)歯を食いしばる。食べ物を噛む時によく働く。頭痛だけでなく、顎の痛みや歯の痛みにも関与する。

板状筋ー【頭板状筋】第三頸椎〜第三胸椎の項靱帯に始まり、側頭骨乳様突起・後頭骨上項線に停まる。【頚板状筋】第三〜第六胸椎に始まり、第一〜第3頸椎に停まる。

(作用)上を向く、同側に首を回す、同側に首を傾ける。緊張性頭痛の原因になっていることが多い。

頭最長筋ー第五〜第七頸椎、第一〜第五胸椎横突起から起こり、側頭骨乳様突起の後面に停まる。

(作用)首を上に向ける。姿勢をまっすぐに保つ。頭痛や首の痛みに関与する。悪くなるとストレートネックになりやすくなる。

一次性頭痛

緊張性頭痛

【症状】

  • 首〜後頭部がグーッと締め付けられるように痛い
  • 左右どちらかではなく頭全体が重たいような感じがする
  • 肩・首回りのコリがキツくなると悪化する

【原因】

肩や首、頭の筋肉が硬くなって頭痛が出ているもの。

肩や首回りの筋肉が硬くなると頭に血液をうまく運べなくなったり、頭からの血液の回収がうまくいかなくなったりし、血液循環がうまくいかず、頭痛が発生します。

”血液は身体に必要な栄養を運ぶもの”とても大切です。

また、筋肉が硬くなり過ぎると、トリガーポイントというものが筋肉内にできてしまいます。

このトリガーポイントが生成されている筋肉を動かすとその筋肉に応じて痛みが出現します。(潜在性トリガーポイント)

トリガーポイントがひどくなると動かさなくても筋肉に応じた痛みが出現します。(活動性トリガーポイント

緊張性頭痛を治療していると、トリガーポイントが原因のものがとても多いです。

片頭痛

【症状】

  • こめかみが脈打つように痛い
  • 目がチカチカする
  • 吐き気がするなど気分が悪くなる
  • 音や光に敏感になる

【原因】

ストレスを強く感じた時に発生しやすい。

血管の拍動に合わせて痛みが出ていることから、血管が拡張した時にこめかみにある三叉神経にあたり頭痛が出現している。というように考えられています。ただし、これだというはっきりした原因はわからないと言われています。

【個人的見解】

神経に当たるほど血管拡張するってどんだけ大っきくなってるねん!って僕は思いましたが、原因がはっきりわからないこともあり今のところはこの説が1番有力のようです。

そこで、僕なりの片頭痛の起こる理由を考えてみました。

いんちょー

僕は、血液循環の悪化によるものだと考えます。

片頭痛を持っている人のほとんどが、肩こり・首こりを持っています。

緊張性頭痛で述べたように、肩こり・首こりがあるということは頭の血液循環が悪いということになります。

頭の血液循環が悪い原因は肩・首周りの筋肉が硬すぎることです。硬い筋肉はポンプ作用がうまく働かず、血液を送ることができません。こうなると、身体が次に取る行動は、心臓からもっと血液を送り出そう!!と頑張ってしまいます。

すると、頭部の血管の拍動が強く大きくなり、周りの神経に影響を及ぼしズキッズキッと脈を打つような頭痛が出現します。

さらには、身体は常に頑張っている状態になるため、疲労感・倦怠感が常に出てきます。血圧が上がったり、脈が速くなったりする原因にもなります。

③群発性頭痛

年に一回、1ヶ月〜3ヶ月毎日のように続く激しい頭痛です。

【症状】

  • 目の奥がえぐられるように痛い
  • 目が充血する
  • 涙が出る
  • 鼻水が出る

【原因】

血管が炎症して痛みが出ると言われていますが、原因は不明とされております。また、喫煙や飲酒で悪化するとされています。

治療・対策

緊張性頭痛と片頭痛に対しては、首肩周りの筋肉を緩めると軽減することが多いです。

マッサージを受けたりセルフケアとしてフォームローラーを使って硬くなっている所を抑えるといいですよ!

もちろん運動することもとても良いです♪

このメーカー以外にもインテリアに合うオシャレな色の物があったり、色々な種類があるみたいですね。

市販の痛み止め薬を服用しお守りのように持ち歩いている方もいますが、痛み止めを毎日服用するよりも、筋肉をほぐす方が効果的です。

群発性頭痛に対しては、原因がはっきりわかっておらず痛みが出現してしまうと運動したり、マッサージを受けたりすることができないくらい激痛になります。少しでも早く医師に相談し改善策を見つけるのが一番いいですね。

最後にどの頭痛にも当てはまることですが、日々の生活で以下を心がけましょう。

  • ストレス・疲れを溜めすぎない
  • 過度に喫煙や飲酒をしない
  • 食生活に気をつける
  • 睡眠を良くとる

頭痛は原因が不明なのもあり毎日の生活習慣を整えるということが一番の薬で一番大切だと思っております。