普段外を歩いていると
猫背の人が多いなー
とよく思います。
妻に聞いてもそんな事は思わないと言っていたので
職業柄つい観てしまっているのでしょうか。
特に猫背になっていてもったいないなーと思うのは
女性がハイヒールを履いていて、足下はスタイリッシュやのに
「あの人猫背やなぁ」
なんて事がよくあります。
もちろん男性にも同じような事を思うこともあります。
仕事ではデスクワークも多いし、家に帰っても
スマホでネットサーフィンやゲームをすること
なんて普通のことですよね。
僕もゲームは大好きで、３０歳になった今でも
毎日のように遊んでいます。
最近では猫背の人に合わせた服も作られているようで、
それだけ猫背の人が増えている証拠ですね、、、
背骨の生理的弯曲
解剖学的に正常と言われている人の体は
背骨を横から見ると
「S字弯曲」
の形をしています。
写真のように
首ー前弯
胸（背中）ー後弯
腰ー前弯
骨盤ー後弯
となっているのが正常です。
カラダの状態が悪く姿勢が崩れている人は
この弯曲がおかしくなっています。
姿勢が悪くなる原因
①筋肉の疲労
例えば長時間のデスクワークの場合
長時間座ってパソコンの画面を見続ける
⇩
筋肉が動かないので、血行が悪くなる
⇩
筋肉が硬くなり、痛みやだるさが出現
⇩
痛みやだるさを軽減させようとして姿勢が変わる
⇩
筋肉が本来の力を発揮できなくなり、痛みもあるため猫背が出来上がってしまう
②自律神経の不調
現代はストレス社会です。過度なストレスには
体が耐えきれず自律神経が乱れてしまい
内臓不調や睡眠障害といった症状が出現します。
内臓の不調
- 胃が重たい（最も多い）
- 吐き気がする
- 食欲がない
- 便秘が続く
- その他様々な症状
などがあります。
胃に不調があると
これを無意識に軽減させようとして、少し体を丸めます。
お腹が痛いときに体を丸めませんか？
その状態が慢性的に続いていると思ってください。
首から背中がガチガチになり、背中を伸ばせない人が多いです。
睡眠障害
睡眠はカラダの疲れをとるのに最も大切です。
睡眠が浅く、夜中に目が覚めたり、朝起きても眠たい
などの症状がある方は、疲れが抜けていません。
そうすると筋肉は硬くなり姿勢が伸ばせなくなり
さらに慢性的にずっと疲れている状態が続きます。
③ぎっくり腰などで激痛
これはわかる人も多いのではないでしょうか。
腰が痛くて背筋伸びませんよね、、、
西洋では「魔女の一撃」と呼ばれています。
僕も２回魔女の一撃をくらいました、、、
他にも
寝違えて首を動かせず傾いたり
捻挫してうまく歩けない
などなど。痛いのは辛いですよね。
色々な原因がありますが、共通して言える事は
「カラダの痛みや不調があると、それを軽減しようとして姿勢を変えている」
という事です。
テレビや雑誌では
猫背やから、骨盤がずれてるから肩や腰が痛くなる
と言われていますが、
痛みがあるから猫背や骨盤のズレが出来上がってしまう
というのが僕の考え方です。
また、子供を見ればよくわかるのですが（特に小学生以下）
小さな子で猫背の子ってほとんどいないですよね？
ほとんどの子が、上の写真のような生理的弯曲を持っているはずです。
そして
どんなに変な体勢でテレビを見ていても、寝ていても、肩や首が痛いとは言いませんよね？
これは
姿勢が悪いから身体に痛みがある
ということに当てはまりません。
繰り返しお伝えします。
猫背やから、骨盤がずれているから、普段の姿勢が悪いから痛みが出ている
のではなく
痛みがあるから猫背や骨盤のズレが出てくるのです。
例外として
僕の友達に
猫背やけど全然身体しんどくないぜ！
って子がいるんですけど、この友人は
仕事は遊ぶためにするんだ！
とよくいっています。
休日は子供と遊んだり、たまに一人でサーフィンに行ったりと
運動+ストレス発散
ができていることが、元気な体を作っているんですね。
対策
カラダの不調があり姿勢が悪い人は、全身の血流が悪くなっています。
血液は酸素や栄養を全身に運ぶ役目があります。
そういった方は、まずは家の近くで身体のケアを受けましょう！
これは整骨院を経営しているからではなく
しんどいから運動なんかできない
という方が多いからです。
まずは硬くなった身体をほぐして
血行促進+体力回復 です！
それから運動やストレッチを続けられる程度でスタートです。
僕はサッカーをしているので、毎週30分〜60分程度ランニングをしています。
家で運動したいという人は
YouTubeなどでヨガなどの動画を見ながらするといいですね。
オススメ体操
四つん這いになる
↓
右手をあげる。コツは遠くにあるものに手を伸ばすイメージです。
↓
左足をあげる。お尻に力を入れるようにあげましょう。自分が思ってるより１センチ高く上げるイメージです。
この姿勢を30秒キープします。
同じように反対側もしてくださいね。
どんな運動や体操でも１番大切なことは続けることです。
継続は力なり！！頑張りましょう！！
