身体の悩み

猫の手も借りたくなるバネ指

バネ指って何?

と思う方はたくさんいらっしゃると思います。バネ指とは

指を曲げ伸ばしした際に「カクッ」と何かが引っかかるように動くものです。

実は手や足には、「腱」と「腱鞘」というものがあり

トンネル(腱鞘)とそれを通るもの(腱)の役割をしています。

赤い筋が”腱”、青い筒が”腱鞘”です

腱とは皆さんがよくいう”すじ”です。

骨つきの鶏肉を食べると、端の方に短いコリッとした硬いものがあるのですが、あれです。

手をよく使うことによってこの腱と腱鞘に摩擦が起き炎症が起こります。

そして疲労が蓄積し腱鞘が肥厚すると、その部位に引っかかりバネ指が完成します。

女性に多く発生しホルモンが関係していると言われますが、ここでは少し違った観点で書かせていただきますね。

関与する筋肉

参考図書:プロメテウス解剖学コアアトラス

長母指屈筋ー橈骨前面に起こり、母指の末節骨(指先)に止まる。

作用ー親指を曲げる。親指のバネ指の際に痛くなる。

浅指屈筋ー上腕骨、橈骨、尺骨の3部位から起こり、第2〜5指の中節骨(指の第二関節)に止まる。

作用ー手首と指を曲げる。第2〜5指のバネ指の際に痛くなる。

症状

  • 指の付け根に痛みがある(写真の赤丸の部分)
  • 朝起きた時に特に痛い
  • 指を曲げ伸ばしした際に指の付け根に痛みが出現する
  • 指を曲げてから伸ばす際に引っかかり感があり、カクッと動く

こういった症状がある場合はバネ指が疑われるので、早めに治療を受けてくださいね。

原因

バネ指は腱鞘炎の仲間みたいなもので、女性に多く出現します。

これは女性の方が生活の中で手をよく使うからです。

出産後に頻発するからホルモンが関係している!

とよく言われますが、そうではなくて

授乳や寝かしつけ、泣いてるのをあやすために抱っこをする

これらのことが原因で出産後にバネ指や腱鞘炎が頻発すると考えております。

おそらく男性がこれらのことをしてもバネ指になると思います。

実際に僕も子供が小さい時に腱鞘炎になりました。

ホルモンの影響もあるとは思いますが

これは男にとって都合のいい言い訳ですね。

家事をする中でも

洗い物で食器をつかんだり、掃除機をしたりと

毎日たくさん手を使います。

更年期の女性にもよくバネ指が起こるのですが

年齢は関係なく女性は日常生活で手を多く使っています。

ホルモンの影響よりもこちらの影響の方が大きいと思いませんか?

また、筋力も男性より女性の方が弱いです。

例えば瓶のフタを開ける時

女性が全力でして開かなくても、男性だと半分ぐらいの力で開けれます。

全力と半分、どちらが疲れるかは明らかですよね。

インちょー

女性の方が圧倒的にバネ指になる原因が多いですね。

治療

前腕(肘から下)の筋肉のマッサージが効果的です。

バネ指の原因となっている”スジ”は前腕から来ています。

前腕の筋肉を緩めることでバネ指部位の血流を促進します。

腱が肥厚しバネ指が起こっている部位にも直接指圧をかけます。

また、首・肩のマッサージも効果的です。

腕の神経は首から出ているため、首の筋肉を緩めることで

手の筋肉も緩みやすくなります。

対策

前腕のストレッチ

手のひらは上むきで、肘を伸ばして腕を前に出します。

ストレッチする腕と反対の腕で手首を下に曲げます。

前腕部分が伸びていればストレッチ成功です。

30秒ほど伸ばしてくださいね。

バネ指になると治るまで

早くても1ヶ月ほどかかり、もう少し長くかかる方もいらっしゃいます。

時間はかかりますがしっかり治療すれば必ず治るのであきらめないでください。

また考え方も、ホルモンのせいだと思ってしまうと

どうしたらいいかわからなくなりますが

今回紹介させてもらったように考えると治る希望も見えるのではないでしょうか。

僕は医師ではないので注射や薬の処方はできません。

治療の選択肢の一つとして参考にしていただければ幸いです。